3人乗り自転車の販売予定について

いよいよ、2009年の夏に幼児2人同上自転車、いわゆる3人乗り自転車が解禁となります。

2008年8月に財団法人自転車産業振興協会が競輪の補助金を利用して安全性に配慮した3人乗り自転車を試作することを決定してから約1年がたちました。

2009年4月には大手メーカーと中小メーカーから14台の試作車が出そろって、安全性を満たすレベルの3人乗り自転車であると認められた10台について一般試乗会が開催されました。

発表された3人乗り自転車は、従来の自転車よりも重心を低くしたり、3輪車にしたりして安定性を確保したモデルとなっています。

3人乗り自転車の開発に求められる条件は次の6つ


 ● 幼児2人をのせても、十分な強度があること

 ● 幼児2人をのせても、十分な制動性能があること

 ● 駐輪時の転等防止のための操作性、安定性を確保すること

 ● 自転車のフレームや幼児用シートが取り付けられる
   ハンドルなどに十分な剛性があること

     剛性とは、ハンドルの形を保とうとする材料の性質のことです

 ● 走行中にハンドル操作に影響がでるような振動が発生しないこと

 ● 発進時、走行時、押し歩き時、停止時の操縦性、操作性、
   安定性が確保されていること

 
 → 3人乗り自転車の6要件について


上記のように、3人乗り自転車は開発段階から安全性に対する厳しい基準を設けています。

しかし、利用者となる主婦からは「3人乗り自転車の普及で事故が増えないか?」という不安の声もあがっています。

利用者が安全運転を心がけることにくわえて、利用者がどのメーカーの3人乗り自転車が安全性、走行性、利便性に優れているのか?ということを見極めて3人乗り自転車を選ぶことが、事故を防止するための重要なポイントとなりそうです。

 → 12メーカーが発表している3人乗り自転車 一覧表


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